2024.01.18にリリースされた「River’s end」
この衝撃の1枚をもうお聴きいただけたでしょうか?
「River’s end」は、ボーカルはロトム、そしてベース石田尚穂、ギターには山口雪乃という実力派メンバーが集結したバンド【drizzle】の1st音源集としてリリースされました。
今回のエーテルではそんな【drizzle】の魅力を紹介させていただきます。
Description:drizzle
霧雨という意味を持つdrizzle。肌にまとわりつく様なそれでいて触れられない…、まさにそんな霧雨のように儚くも全てを包み込む作品を生み出している。
メンバー集結の経緯としては、まずロトムさんが石田尚穂さんのInstagramの映像を観て一目惚れしたところから始まり、この人とバンドがやりたい、そして無理なら引退しようとまでの想いで声をかけたそう。そして、多彩であることを確信していた山口雪乃さんが加入したことにより現drizzleが結成されました。
Gt.山口雪乃
ex.螺旋錠
エッジの効いた聞き心地の良いギターサウンドで、人気を集めているギタリスト。
yukino_projectとしても活動しており、ジャンルに囚われない幅広い音楽性でファンを魅了している。
YouTubeチャンネルも運営しており、オリジナル楽曲も数曲配信している。
River’s end ー2024.01.18
2024年1月18日、1st音源集である「River’s end」がリリースされました。
収録されている曲数は4曲となっており、曲それぞれがロトムさんの透明感がありつつも力強く美しいボーカル、芯のあるサウンドでバンドを支える石田尚穂さんのベース、そしてキレの鋭いサウンドで曲の雰囲気を彩る山口雪乃のギターが炸裂した完成度の高い音源集となっています。
01 暗闇の唄
石田尚穂さんのベースからイントロが始まり、あとを追うように山口雪乃さんのドライブサウンドが炸裂するスローテンポの楽曲。
ロトムさんの力強いボーカルも曲の雰囲気にマッチしており、さらに山口雪乃さんによるワウを効かせたギターサウンドも合わさり、drizzle独自の世界観をうまく表現している楽曲となっています。
02 SEX≠OD
切れ味の鋭いカッティングフレーズから始まり、暗闇の唄よりも速いテンポで突き進んでいくロックナンバー。
迫力がこもったロトムさんのシャウトも随所で発揮されており、楽器陣の気迫にも力強さが表現されている楽曲です。
03 幸、焦がれ
ノリの良いキャッチーなフレーズのギターから、ダウンチューニングされたギターの迫力満点なフレーズにガラッと変わることで一気に世界観に引き込まれるナンバー。
サビ前にはクリーンなギターとベースのフレーズが入り、サビ前の静寂を演出しつつ、サビになれば再びエッジの効いた山口雪乃さんのギターフレーズが始まるため、聞いていてとにかく楽しい楽曲です。
04 River’s end
幻想的なバイオリンの前奏から始まって、聞いている人をdrizzleの世界観に引き込む表題曲にふさわしいバラードナンバー。
途中に挟まる山口雪乃さんによるメロディアスなギターソロは、どこか切なさを感じさせつつ、曲の世界観も壊さない素晴らしいフレーズで、石田尚穂さんのテクニカルなベースサウンドと相まって、楽曲の完成度を極限まで高めているといえる楽曲でした。
販売情報、そしてメンバーコメント
1st音源集となる「River’s end」、美しいピクチャージャケットの初回盤は100枚限定での販売となっています。
初回盤は残り僅かなので早めの購入をおすすめします。
Boothにて取り扱い中、お問い合わせはdrizzle公式アカウントまで。
メンバーコメント
エーテルさんでの取材は個人的には2度目ですが、前回ソロで取り上げて頂いた時とは自分自身のマインドが変わっていることに気付きました。
以前は自分の世界観を一番に考えていたのですが、drizzleの結成からリリースにあたり「良い曲を書こう」「このメンバーでしか出来ない事をやろう」「支持して下さる方々に喜んでもらいたい」そんな気持ちが強くなっています。
(ロトム)
メンバーそれぞれが違う色を持っていて、それを出す術を持っているバンドだと思います。
各々の色が混ざりあったものをリスナーの皆さんに楽しんで貰えたら幸いです
(石田尚穂)
今後の活動予定
drizzleは年内のフルアルバム発表に向けて動いています。今回の1st音源集4曲もどれも素晴らしいものでしたが、フルアルバムとなるとまた期待が高まります。
また、正式に決定はしていないもののライブもやっていきたいという思いがあるようでdrizzleの世界にもっと触れることができる機会を本当に楽しみにしています。
待望のサブスク解禁…!!
2024.01.25、1st音源集より表題にもなっている楽曲、「River’s end」が各種配信サイトよりサブスク解禁されました。
現在は表題のRiver’s endのみがサブスク解禁となっています。他の楽曲はぜひCDを購入しお楽しみください!
17Live(Takaho)
ベースを担当している石田尚穂さんはライブ配信アプリである17Liveにて生配信を行っています。
配信内容はベースの弾き語りが中心で、他のライバーさんとコラボすることも!
スケジュールは主に平日は午後19時以降、土日は午前中が高頻度です。
配信サイト、アプリもいろいろありますが、こちらの配信は完成度が高くそして楽しむということを忘れていないので観ているだけでもとても楽しめます。アプリのDLは無料ですし無課金でも十分に楽しめる仕様になっているので、まずは覗いてみてください。
タイミングによってはdrizleの曲を演奏してくれることもありますし、石田尚穂さんの世界をめいっぱい感じられる空間です。
こちらのリンクからぜひチェックしてみてください!
メンバーにお話聞いてきました!
ーまずこのメンバーが集結したことがすごいなと。元はロトムさんが尚穂さんをお誘いしたところから始まったようなのですが、最初にお誘い受けた時の率直な気持ちをお伺いしてもいいですか?
正直声をかけてもらった時は二つ返事ではなく、悩みました。バンドをやることに関してではなく、自分が全くビジュアル系というものに触れてこなかったので、世界観という意味で期待に応えられるか不安でした。
ーみなさんそれぞれ活動されてて力もありますもんね。
ただ、自由度が高いというと語弊があるかもしれませんが、ロトムくんの話を聞いて、スタンス的に自分なりのやり方でやってもOKだな、と思ったので自分なりに曲や世界観を解釈して、それに対して自分なりに答えを出すという気持ちで向き合っています。自分に無いものも多くありますが、自分にしかないものがdrizzleにとっていい反応をもたらしてくれればと思っています。
ー実際に楽曲聴いてみて、ロトムさんの歌声がかなり変わったことにまず驚きました。デスボ使ったり激しめな印象が強かったので。
最初に手をつけたのが表題曲のRiver’s endだったので、これは今までのスタイルじゃ通用しないなと思ったんです。
ゆっきーさんがディレクションしてくれて、もっと優しい歌い方になりました。
細かく話すとアレなんですけど、発声とかウィスパーとか今までやらなかった事に手を付けたって感じですかね。
ーなるほど…では最後になりますが、「drizzleは大人の音楽」と思っているのですが、大人になるにつれてさまざまな要因から音楽を諦めてしまった人も多いと思うのです。
そんな人たちに向けて、メッセージをいただければと思います。
実は僕も一度、音楽の道を諦めていた時期があるんです。
ーそうだったんですか!?
はい。
ですが歳もとってコロナが流行してから再び音楽の道を歩むことにしました。
今の時代って昔と比べて環境がとても良くて、歳は取ったものの、できるることは昔よりも増えていると思います。
ー確かにそうですね。
今は機材やDTM回りの進化もすごくて、曲作りとかも昔よりぜんぜん自由が効きますもんね。
そうなんですよ。
そもそも音楽自体は商業が全てではありませんし、楽しむという点では無限の可能性があると思います。
昔と違って家庭を持ったり、諸事情で自由があまり効かない人も多いかと思いますが、音楽そのものを捨てる必要は絶対ないと思いますね。
ー素晴らしいコメントありがとうございます!
ロトムさんからもぜひメッセージいただけますか?
自分としては、仕事や生活のバランスさえ考えれば音楽活動というのはできると思いますね。
とはいっても、自分自身は音楽に縋って生きている節があるのでなんですが(笑)
ーなるほど、一見すごく簡単なことに聞こえることでもあるんですが、やはりそこが難しいでしょうか?
そうですね。
だから音楽の道を志し半ばで諦めてしまう人は多いのかと思います。
それでも大人になった分、大人だからこそできることだったり、効率的な動きや経験を活かすことで、音楽はやっていけると信じています。
このあたりのマネタイズができるようになると、回りの声も変わってくると思うので、副業感覚でも音楽という趣味は諦めてほしくないなと思います!
ーロトムさんも素敵なメッセージありがとうございました。
drizzleが持つ、音楽への深い愛も知れたような気がします!
ありがとうございました!
豪華な応援コメントご紹介
drizzleの皆さん、ご覧になってる皆さん、こんにちは。
ソロ作品「メゾフォルテッシモ」リリースしたての岡崎です。
メインは宮城県内で活動する「わたぬき」のヴォーカルギターです。
ロトムさん、山口さん、takahoさん、そしてサポートのわちさんはそれぞれがTwitter(現X)で知り合った私の音楽友達であり、よくTwitterのスペースで集まってるメンバーでして、まさかそのコミュニティー内でバンドが発足するとは。
この円盤から音を出してる全員が私のお友達っていうパターン、生まれて初めてですよ。
これを書いている今まさに2周聴き終えたところでして、めちゃくちゃイイです。
ロトムさんがメロディーラインがちゃんとある曲歌ってるの初めて聴いたから斬新だし、山口さんのギターも今までの作品から聴いた事無い音出してるし、takahoさんの音は一聴してコレだよコレってなるし、わちさんのドラムの音はキッチリ音源をまとめておりますね。
書きたい事はまだまだあるけど長文になってしまうので一言「次の作品もめちゃくちゃ期待しております!!」
岡崎
ユニット始動&EPリリースおめでとうございます。「River’s end」、拝聴させて頂きました。簡単ですが個人的な感想を少し。
まずは導入、CDのアートワークに不変の美を感じながら、「河の終わり=海」という意味に自然と導かれました。いつも感心するのですが、ロトム君の言葉のチョイスはタイトルにしても歌詞にしても詩的で情緒がありグッと心を掴まれます。
まずは世界観を視覚的に刷り込む。これは音を伝える上でとても大切だと思います。ボーカルスタイルもユニットに合わせて調整したとの事。とても勉強家で感心します。
楽曲の感想としては、メンバーそれぞれのキャリアからすると意外で、もっと重厚な音世界をイメージしていたのですが予想とは少し違うものでした。名刺代わりという事もあるのか、何よりメロディやフレーズの「解りやすさ、伝わりやすさ」を重視した印象です。
ゆきのちゃん、尚穂さんの安定したプレイと多彩なアレンジ、聴いていて楽しいですね。方向性には探り探りな印象は感じるものの、現時点でリスナーを惹きつける力は申し分ないと思います。
これまで知れなかった、メンバーの人柄や繊細な内面を少し垣間見る事が出来た一枚でした。総合的にとても満足度の高い素敵な作品です。
今後の更なる化学反応を楽しみにしています。
一真(Generich.)
まとめ
今回は1st音源集をリリースしたばかりのdrizzleさんを特集させていただきました。
メンバーそれぞれの高い技量と心に宿している音楽への愛が相まって、とても完成度の高い音源集となっており、drizzleの魅力をとにかく堪能できる作品という印象でした。
今回各メンバーもライブ等の活動で忙しい中でインタビューに応じていただき、素晴らしいお話をたくさん聞かせていただくことができました。
それぞれの音楽への熱はまだまだ冷めることなく、燃え続けていくと思いますので、今後のdrizzleにも注目です。