2021年。
止まらない勢いを持ち、その独自の世界でV-ROCKシーンを震わせ続けているバンド。
Caligula登場!!
今後の活動やここでしか聞けないメンバーの本音にも直撃してみました。
Introduction:caligula
山口県を拠点に活動の幅を広げているV系バンド【caligula】
2017年12月に結成され、メンバー全員が兼ね備えた華麗なビジュアルとクオリティの高いサウンドで圧倒的な支持を得ている。
域を問わない歌声で、聴く人を刹那に魅了する。
caligulaのリーダー。作詞作曲も手掛けている7弦ギタリスト。
強い信念と繊細さ、そして向上心。全ては音に乗せていく。
静と動を奏であげるドラマー。デザイン担当も。
Live
2020年12月20日、Live rise 周南。
コロナ禍において活動が制限される中、新体制になったCaligulaでは初のライブが決行された。
動員もさながら、多くのファンからの歓喜の声がネット上だけでも多く寄せられ、彼らの力を物語っている。遠方から駆け付けたファンも少なくなかったが、迷いを微塵も感じさせない魅せ方もcaligulaの大きな魅力と言えるだろう。
YouTube
「桜、舞イ散ル夜二…。」
恋人を殺してしまった猟奇的な愛情…後悔、願い、そして希望。
たくさんの感情が散りばめられたこの楽曲。きっと誰もが自分が抱えている深い想いと重ねる部分を持ってはいても、うまく言葉にすることは難しい。それをこれほどまでに鮮やかに表現できるcaligulaは、聴く側の想いさえもそのメロディーに委ねさせてくれているのかもしれない。
ー’’ねぇ 何故…? 想い出さえも 腐っているの?’’
苦しみを押し殺すかのような切ない歌声が胸に突き刺さる。殺めてもなお…。
聴くほどに胸を締め付けられる、まるで自分がそのシーンに存在していたかのような心情さえ抱いてしまう。
作詞作曲を手がけた燈夜によると、タイトルに「桜~」とあるが、実際にこの曲を作り始めたのは夏に近い6月。ちょうど7弦ギターに持ち替えた時期だ。
そこからメンバー全員でアレンジをし、今ではcaligulaの代表曲となった楽曲だけに、メンバーにとってもファンにとっても思い入れの深い特別な1曲になっている。
サブスク解禁!? そしてさらには…!?
「桜、舞イ散ル夜二…。」待望のサブスク解禁!?
さらにcaligulaからの重大発表!?
気になる内容は…caligula公式アカウントをチェック!!
公式アカウントは→こちら←
また、メルカリを介しCDの通販も行っているので、気になる方はCaligula公式アカウントもしくはローディーともやってぃまでお問い合わせください。
インタビュー
ーcaligulaというバンド名の由来を教えていただけますか?
由来はカリグラ効果(ダメと言われるとかえって興味を掻きたてられ、逆の行動に走るという心理現象)から。 例え聴くのを禁止されても聴きたくなるような音楽を出来る、目指せるようにという願いを込めています。(燈夜)
―確かに切なくなるのわかってて聴いちゃう中毒性が…。
ありがとうございます(笑)もっと中毒性のある曲を作ります。(燈夜)
ー群青さんの歌声がさらに切なさを感じさせますよね。元々歌を歌おうって思ったきっかけとかってあるんですか?
僕は言葉が先に出ちゃう性格なんですよね。言葉には言霊が宿ってると思ってるから、その力を広げたいという思いもあって。あとは自分の意志や気持ちを歌に込めてみたいと思ったのもありました。(群青)
ーサブスク解禁が決まった「桜、舞イ散ル夜ニ…。」には、本当にたくさんの想いが込められてると思います。
ファーストシングルのリード曲なので特別感が強いです。ジャケットのデザインを担当させてもらったこともあって。(詩城音)
ーデザインは詩城音さんなんですね。
パッと見は白い布に血飛沫が付着したようなジャケットなんですが、実は桜の木が映っているんです。歌詞の中で桜の木の下に誰か埋まっている事を示唆している部分があり、それをデザインにも取り込んでみました。(詩城音)
ーそんな深さが。1番のサビのあとの語りの部分もかなり印象的です。
ニュースキャスターの如く第三者、他人事の様に自分の行いを独り言っぽく語る様が気に入ってます。録音の際も、ボーッとしつつも吐息気味に語りを録った記憶がありますね(笑) (群青)
ーSNS見ててもcaligulaさんってみんな言葉を大事にしてるな、と。最近だと信希さんの初期衝動を大切にってフレーズが頭に残ってます。
ベースはじめて10年めなんです。それでもとにかくバンドがしたい!という初期衝動を忘れずに続けていたから、今こうして好きなジャンルのバンドで活動できてると思ってます。(信希)
―大切ですよね、どうしても忘れたり変わったりしがちな思いを持ち続けるのって。
加入前、SNSでcaligulaに欠員ができた、しかもベーシスト、というアナウンスを見て秒で立候補した時の初期衝動はずっと忘れることはなくて。今後も持ち続けたまま活動を続けていきたいです。(信希)
ーそして2021年幕開けですが、caligulaさんにとってどんな1年になりそうですか?
僕的には「再生と深化」。(燈夜)
一言で言うなら変身。(信希)
混沌かな。(群青)
感謝の気持ちを胸にって思ってます。(詩城音)
ーどの言葉もそれぞれの想いが詰まってるように感じます。
桜〜の歌詞にもある「メメント・モリ(死を想え、自分も大切な誰かもいつか必ず死んでしまうを忘れるな)」の気持ちを大切に、いつか必ず終わりの訪れる尊い日常に感謝しながら2021年を過ごしていきたいです。(詩城音)
ー2021年もたくさんcaligulaさんらしさを魅せてくださいね。応援してます。ありがとうございました!!
メッセージ
そして、caligulaのことをよく知る方々からもメッセージいただいてます。
群青君とはcaligula加入前から面識があって何度か遊んだことがあるのかな? 燈夜君ともTwitterでよくやり取りしていたのだけど、まさか群青君が燈夜君のバンドに加入するとは思わず驚いた記憶があります。でもなんとなくこうなる予感はしていたかも。
活動拠点である山口県は他にヴィジュアル系バンドが存在せず、独占独走状態ではあるのだけど、他ジャンルのバンドですら圧倒するステージングと存在感でオンリーワンへと昇りつつあります。長年シーンを見てきましたが、山口県の看板を背負うに相応しいバンドに成長しているので、これからももっともっと広い世界で歌ってきてほしいですね。その姿を見ることのできる日を楽しみにしております。【社畜とJKとヴィジュアル系/彩音ざくろ】
始動開始時から長年caligulaのローディーとしてやって来ましたが、 各メンバー日々様々な経験、人との関わりをする中で音楽的にだけで無く、人間的にも日々成長しているように感じます。 特に2020年は未完成アリスさんのライブのO.A.を務めさせて頂いた事、コロナの影響や、メンバーの脱退等による大きな変化、出来事があった年で、 音楽的に大きな変化点、人間的にも大きく成長したのでは無いか?と感じています。 これからも様々な出来事や変化がある事だと思いますが、乗り越えて山口県を代表するバンドになる事を願っています。【ともやってぃ】
2019年にTwitterで見付けて以来、個性溢れる皆さんから目を離せませんでした。
2020年には音源を入手し、作品の格好良さに突き動かされて山口県へ。ライブハウスでは激しい音と群青さんの魅力的な声に殺されました。そして2021年、皆さんの更なるご活躍をお祈りします。皆さんが心に従い突き進む暴君でありますように、暴君に対抗する反逆者がますます増えますように。【なっちゃん】
caligulaの皆はとても純粋で、ライブを心から愛しているダイヤの原石の様な子達です。 磨けば磨く程光る素敵な彼等の魅力が、これからも多くの人の愛によって光り輝いていきます様に。【未完成アリス/有栖川 塁】
まとめ
「おはぐんじ」「カリグる」などのファンの間での共通語も広まっているcaligulaさん。私がcaligulaさんを知ったきっかけはSNSでした。楽曲はもちろんSNSで見せてくれるそれぞれの人柄が魅力的で、その中毒性に取り込まれるまでそんなに時間はかからなかったように思えます。
ファンの方が派閥を作るでもなく個々の世界を確立できている、という印象もありました。
2021年エーテルの初記事を是非caligulaさんにお願いしたいとオファーさせていただいたのはもうあまり時間がなくなってからだったのにも関わらず、みなさん多忙な中をぬってインタビューにも答えていただいて感謝しています。
1つ1つの言葉、想い、たくさんのものを大切にしているのが伝わりました。私もcaligulaさんのように「初期衝動」を忘れずにいたいと思えたり…。
2021年もエーテルよろしくお願いします!!